第2章 妻の死と共存を考える

「死」と向き合う 


2022.2.10


1.「死別とは」

貴女の死が中々受け入れられず、死とはどんなことなのか早速図
書館で本を借り、死に関する本で確認できたことは①死によって
肉体も魂も消滅した事を理解しなければならない事でした。
(魂とは「考える力」「感じる力」「意思の力」の事です)
②死んだ人とは二度と会えないと言う事です。
③大切な人との死別は、厳粛で、この上なく悲しく切ないのと言
う事でした。
貴女は、何も言わず突然旅立ってしまい今でも信じられず、貴女
を思い出すと突然この上なくせつなく寂しく涙が止まらくなりこ
れが何故なのかわかりませんでした。
多くの人がよく寂しい時は思いって泣きなさい言われますが中々
理解できませんでした。

1年近く経ってからようやく「人は別れによって愛がより深まる

ために愛おしさや寂しさが増す」のだということを知り納得する

ことができました。

これからは極楽浄土のあの世で再び結ばれること信じて、これか

も貴女の魂(生き様)と一緒に生きていくことにします。


2「妻の魂と共存して生きる」

主婦業を立派にやりとげてくれて今は感謝しかありません。

質素倹約を主とするも人間を豊かにする趣味には理解がありゴルフ、

社交ダンス、絵画、書道、三人旅など充分楽しむことができました。

又手書き家計簿を結婚以来続け経済的自立の基盤を残してくれました。

又言動や行動や服装等の品格を重視し、お世辞や陰口や噂話を嫌いストレートな物言いを好み、お世話になった人への礼節は大切にし冷静さと客観的な助言にはよく救われました。

又不器用さと方向音痴なところがあり良く家族を笑わせ和ませてくれました。

又正義感が強く思いやりのある憎めない人で、体は小さくても肝が座っていてピンチに動じず決めたことは絶対やり遂げる意志の強い人でした。

しかし現代のデジタル化を嫌いスマホの便利さをいくら説いても中々受け入れてもらえず年末にやっとスマホを始めましたが一か月も経たないうちに旅立ってしまいました、これから夫婦で楽しもうと思ってたのに残念で悔やまれてなりません。

※こんな妻ですが「妻の魂と共に生きる」ことにします。

 


3.「スマホで妻と共生する」

「LINE絆グループを作り、私の作った料理をUPして」妻も一緒に見
て楽しめるようにしています。
又朝は、最初に「お経」を聞き、その後「ポップ音楽」聞きながら
レギュラーコーヒーを入れたりパンを焼いたりして楽しく朝食をとっ
ています
   又朝食の後30分ほどの散歩を日課にしていますので、散歩の間、妻
にダンス音楽をかけてあげて社交ダンス楽しんでもらっています。  

   又私が描いた油絵の風景画をOneNoteにアップして妻にも一緒に見

て楽しんでもらっています。

   ☆何時ものように妻からの厳しい批評が聞きたいものです。

□このようにスマホで妻とつなかっているので、私の傍で毎日の出来

を見守っていると信じています。