自然風景画への思い

(絵との接し方について

  ..平山美知子の著書より)

  • 絵に接する人は、誰かが言ったこと、それまでに定まっている評価に従って、その絵を見るのではありません。
  • それぞれの人生と、それぞれの心と眼で、虚心に、眼の前にある絵をみつめて欲しい。
  • そうすればきっと新しい何か、その人にだけわかる「真実」が姿を現してくれる。

(絵との出会い)   

  • 若いころ、気に入って一枚の風景画「奥入瀬の渓流」を買いました。 
  • 今になって思い出されるのが、毎日目にふれている内に、何か大きな力をもらってい た様で絵画の不思議さを感じています。

(絵に対する姿勢)     

  • 京洛美術院で学んだこと、巨匠のことば、独自で学んだことをベースに、これから自然との出会いの中から、素直に教えを乞い、心に響いた光景を素直に表現したい。   
  • キャンバスに向かっているといつの間にか時を忘れ、そこに居るような気になって来る

(自然の風景を見て)

  霊峰...威厳のある山に出会うと心がひきしまる思いがする  

  渓流...瀬音を聞きながら、爽やかな流れ、水の勢いを眺めていると無心になり心が洗われる  

  清流...清流を眺めていると、いつまでも、じっとそこにいたい心境になる 

  池畔...鳥のさえずりが聴こえる池畔には、なにか神秘的な落ち着きを感じる

  湖畔...静かな湖畔に佇むと、いつの間にか心が落ち着き無心になっている自分に気づく 

  瀑布...怒涛のごとく流れ落ちる滝に出会うと、パワーに圧倒されついつい引き込まれてしまう

  山道...道には、何かを期待させる、空気のようなものを感じる

  樹海...新緑の美しさと静寂の中、透き通った鳥の鳴き声や虫の音に一瞬心が安らぐ

  波濤...潮騒を聞きながら波の動きを追っていると、自然の持つ無限の力を感じ

 

風景画の創造性、多様性とは何を指すのかる

 ○私は「人々に感動や生きる喜びをもたらし人生豊かにする様な風景画」を目指しています。
 ○その道は奥が深く描いても描いても心を満たしてはくれませんが、描き続ける中から何かを掴みたいと思っいます。